奥田

第四章 やはり京都

第百三十六話「人生」

 奥田さんから俺あてに電話がかかってきたのは、それから一カ月くらい経った頃だった。前田の件とは関係なく、昔話でもしながら飲もうというのが誘い文句なんだけど、なんだか怖い。闇金みたいな怖い職業のひとと飲むのなんて初めての経験だ。断ろうかとも思...
第四章 やはり京都

第百三十五話「弟子」

 顔見知りであるという安心感で、平静を装うだけの余裕はあるけど、やっぱり奥田さんは迫力があって、怖い。自分の持っている知識だけでは、闇金融のプロを相手に、勝てないことも分かっている。でも俺は、前田のことがかわいい。この店の店長として、前田の...
第四章 やはり京都

第百三十四話「対峙」

 俺を呼びに来た北尾は、もう足がすくんでしまって動けない様子なので、俺が対応するしかないと、仕方なくフロントに行ってみると、確かにド派手な服装をしたイカつい顔のヤクザ風の男が立っている。そして、その男と対峙して、前田が立っている。「ずっと待...
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