ピンサロ

第三章 さらに京都

第百話「最後」

 ミナミの男に思いっきり殴られて顔面が二倍くらいに腫れている山下さんを表の接客係りにするわけにもいかないので、一週間ほどは俺が受付に立った。とはいえ、アルバイトも増員して、オープニングスタッフの松木君と長谷川君が先頭に立って頑張ってくれてる...
第三章 さらに京都

第九十七話「三回目」

 オープン三日目は、日曜日ということもあって、前々日、前日の比じゃないくらいのお客様が詰めかけてきた。俺を含め男性スタッフはもちろん、女の子たちも気合十分で、接客する。こういう店全体が一丸となって頑張ろうっていう雰囲気になってるのが好き。本...
第三章 さらに京都

第九十六話「お客様」

 ピンクデザイア営業二日目は、土曜日。オープン前から店の前に数人が並び、昼過ぎから十五分待ちくらいの混み状況になり、女の子たちはフル回転。昨晩、山下さんと熱く語っていたアルバイトの長谷川君が朝から来て働いている。早く仕事を覚えたいんだとか。...
第三章 さらに京都

第九十二話「公安」

 山崎先生が、公安のひとを連れて来た。見るからにボスの風格を漂わせた五十過ぎくらいのオッサンと、その部下が二人。先生は、ボスと顔なじみのようで、図面と照らし合わせながら、テーブルの高さや、照明の数と明るさ、通路の幅などを計測している脇に立っ...
序章 上京

第二話「老け顔」

 ニキビ面でオッサンみたいな老け顔の自分が、好きじゃない。 俺の顔は母親に似ていると親戚からは言われるが、母親に似ていてオッサン顔というのが一体どういうことなのか、俺には理解できない。ラグビー部の主将であることを前面に押し出して、なんとか付...
タイトルとURLをコピーしました