シノブ

第四章 やはり京都

第百二十九話「挨拶」

 俺の店長就任祝いだと言われたはずの飲み会は、半分くらい会長からの説教で終わった。説教の内容は、ほとんどがプリプリの現状に対するもので、本来であれば「内藤さんのやったことですから。」で済む話なんだけど、既に俺が店長を任されたんだから、過去も...
第四章 やはり京都

第百二十六話「報酬」

 プリプリ改造作戦を始めてから、昼間の仕事と、夜のミーティングで、ほとんどの時間を費やしてしまっている。だから、家に帰っても、ほとんど寝るだけ。愛しのカオルコちゃんとも一緒に遊ぶ時間がとれない。それでもサエコは、俺のプリプリ就職を、喜んでく...
第四章 やはり京都

第百二十四話「兆し」

 自分を押し殺してプリプリで働き、お客様の率直な意見を聞きにブクープへ行くという流れが、俺の日常になってきた。作戦開始から一週間が経ち、「面白そうだから、俺も行ってみよう。」というお客様が増えて、次々とプリプリの改善すべきポイントが明らかに...
第四章 やはり京都

第百二十三話「始動」

 俺がどれだけヤル気になったところで、出来ることは限られている。風俗店における店長というのは絶対的な存在で、それに抗うことは許されない。店長は雲の上の存在、俺は地面にひれ伏す平社員だ。だから、俺は、ただ、一生懸命に仕事をこなすしかない。「ナ...
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