ケイコ

第五章 雄琴

第二百五十三話「プレミアム一周年」

キョウカさんがフォーナイトの浩平を引き抜いて来るというハプニングがあったり、内装工事がギリギリまで終わらなかったりと、慌ただしい状態のままでオープンしたピチピチプレミアムが、早くも一周年を迎えた。常連のお客様が何人も、わざわざ周年に合わせて...
第五章 雄琴

第二百五十一話「手続き」

娘二人を連れて、サエコが家を出ていった。家からも遠くない場所にあるマンションで暮らしている。あの夜、俺の帰りを待ち受けていたサエコは既に離婚を覚悟していたし、お互いの主張をぶつけ合うなかで俺も離婚を避けられる方法はないと思った。だから、離婚...
第五章 雄琴

第二百四十八話「第二回」

ほんの数か月前に二号店の話をしていたかと思ったら、もう既に三号店の話まで進んでいる。北海道の勢いは本物のようだ。少額とは言え出資者のひとりである俺としては吉報なんだけど、なんだか俺の隣で、めっちゃ落ち込んでいるやつが居る。 「タイミングっ...
第五章 雄琴

第二百四十六話「チャンス」

見ず知らずの男たちに弄ばれるケイコの様子を眺めながら、見ず知らずの女を相手にする。普段からソープ嬢として不特定多数の男性との関係を持っているケイコだけど、乱交パーティのような複数で楽しむという行為は初体験で、恥じらいながら、戸惑いながら、な...
第五章 雄琴

第二百四十五話「子供ケータイ」

会長から「雄琴二号店について考えておけ」と言われた件について、浩平の考えを聞いてみた。あまりにも突拍子もない話に、きっと浩平も驚くかと思ったけど、意外にも「さすが会長ですね。やるべきです。」という肯定的な反応が返ってきた。浩平と出会ってから...
第五章 雄琴

第二百四十四話「子供みたいな」

俺の最近の楽しみは、仕事帰りのケイコを助手席に乗せてドライブしながら、その日にケイコが相手をしたお客様とのプレイ内容を詳細に聞くことだ。待合室で見送ってから先の、俺が直接見ることができない時間に、どんなことが行われているのかを聞いて、俺はめ...
第五章 雄琴

第二百四十三話「二号店」

ピチピチプレミアムが好調なスタートを切ったこともあり、最近は会長と遭っても、以前ほどビビらなくて済むようになってきた。会長のやり方や思考パターンを理解しながらも、俺なりのオリジナリティを出せるようになってきたから、その辺は評価してもらえてい...
第五章 雄琴

第二百四十二話「シバく」

ケイコとの一泊二日の小旅行は、俺にとっても気分転換になる旅行だった。物静かで、大人しくて、優しくて、気が利く、三拍子も四拍子も揃ったケイコは、とても良い女だ。なんでこんな良い女に対して、暴力を振るったり、長々と説教をしたりできるんだろうか。...
第五章 雄琴

第二百四十一話「光ったやろ。」

明るい場所で見るケイコというのも新鮮だ。自宅の近くまで迎えに行くのは怖いから、京都駅まで出てきてもらって、愛車のベンツでピックアップして白浜へと向かう。旦那に内緒で浮気相手と温泉旅行に行くことに興奮気味のケイコは、満面の笑みを浮かべながら、...
第五章 雄琴

第二百四十話「旅行計画」

ケイコがお客様と一緒に個室へと消えていくのを見送りながら、俺はひとり興奮している。乱交パーティで見知らぬオッサンと絡み合っているミカの様子を眺めていたのとは、また別の興奮だ。待合室でケイコの身体を舐めまわすように見ていたお客様が、どんな風に...
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