石川

第五章 雄琴

第二百四十三話「二号店」

ピチピチプレミアムが好調なスタートを切ったこともあり、最近は会長と遭っても、以前ほどビビらなくて済むようになってきた。会長のやり方や思考パターンを理解しながらも、俺なりのオリジナリティを出せるようになってきたから、その辺は評価してもらえてい...
第五章 雄琴

第二百三十一話「佐伯派」

ピチピチプレミアムの集客の秘訣をひと言で説明すると、インターネットのフル活用だ。ホームページや会員サイトで女の子の出勤情報などを積極的に公開するだけでなく、「写メ日記」というコーナーを設けて女の子のリアルな素顔を配信しているのも受けている。...
第五章 雄琴

第二百二十三話「ベージュ」

 ダイシャチョウの朝は早い。ソープの内装工事を発注している建設会社の現場監督と朝イチで打ち合わせをするために、七時過ぎに自宅を出た。山科のあたりが混んでいなければ、だいたい四十分弱で雄琴に着くから、自宅からも通えなくもない距離だ。とはいえ、...
第五章 雄琴

第二百十九話「世間話」

 今日からお前が社長だ、お前に全てを任せると言われて、素直に喜べるほど俺はもう若くない。ピチピチグループが買収したソープランドを運営する法人の社長になると言うことは、この法人が行っている事業で発生したトラブルの全責任を、俺が負わされるという...
第五章 雄琴

第二百十六話「赤木くん」

 会長から夜通しの説教を受けてから三週間くらいが経った。ピチピチプレミアムで働いてくれる女の子を集めようと、必死で頑張っているけど、確保できたのは今のところ三人だけ。このペースだと、どう考えても間に合わない。「こんなに要らんってくらい集めと...
第四章 やはり京都

第二百話「自分のペースで」

 ミカの部屋に立ち寄って、一週間前から置いたままになっていた道後温泉のお土産を持って、自宅へと戻った。返品が出来なかった福岡のお土産に関しては、ミカが職場や知り合いなどに配って処理してくれるというので任せた。サエコが喜んでくれるだろうと思っ...
第四章 やはり京都

第百九十五話「ヒロコちゃん」

 自分が担当するわけでもない店舗の視察となって、完全にヤル気が無くなった。昨晩は乱交パーティだったし、明け方にも勢い余ってミカの部屋で一発やったし、もう今の俺なんて絞りカスのようなものだ。とはいえ、道後温泉と言えば、日本有数の温泉街だから、...
第四章 やはり京都

第百八十四話「降格」

 ついさっきまでの楽しい時間が、まるで夢だったように感じられる。ひとりでタクシーに乗って自宅に向かいながら、ミカにメッセージを送ったり、電話を掛けたりしてみるけど、全く反応がない。飯だけ食って、エッチもせずに別れるなんて初めてのことだ。もう...
第四章 やはり京都

第百八十二話「ニュークラ」

 ファッションヘルス巡りに疲れ果てた俺たちは、若い女の子と楽しく酒が飲めたら良いということでキャバクラに行ったんだけど、なぜかノリが良すぎる店で困惑していた。店に入った時から、女の子の服がスケスケであることに違和感を感じていたけど、座って十...
第四章 やはり京都

第百八十一話「超豪華ラインナップ」

 風俗の仕事をしているけど、どちらかというと風俗で遊ぶ方が好きだ。石川部長や、鮫島部長よりも、俺の方が風俗で遊んでいる回数が圧倒的に多いから、風俗雑誌の広告や記事では良さそうに見えるけど、実は別に大したことがない店を見抜く力がある。表面を装...
タイトルとURLをコピーしました