ミナ

第五章 雄琴

第二百二十六話「タトゥー」

 まずはオープンできたことだけで満足して終わる一日かと思っていたのに、次々と予約の電話が入って、今日は閉店時間まで、ほぼギッシリと予定が詰まってしまった。明日と明後日も同じような状態、さらに来週、再来週の予約までもが入り始めた。大袈裟ではな...
第三章 さらに京都

第九十九話「大阪組」

 山下店長の新体制の下、店の雰囲気はとても良い。通常営業となった初めての週末も、風俗雑誌を片手に来店するお客様が多く、女の子のなかには早番だけで十名を相手にした子もいた。待合室でアルバイトの松木君が、スムーズに接客しているのを見て、安心した...
第三章 さらに京都

第九十七話「三回目」

 オープン三日目は、日曜日ということもあって、前々日、前日の比じゃないくらいのお客様が詰めかけてきた。俺を含め男性スタッフはもちろん、女の子たちも気合十分で、接客する。こういう店全体が一丸となって頑張ろうっていう雰囲気になってるのが好き。本...
第三章 さらに京都

第九十五話「エース」

 海綿の使い方を説明したら、ミヨちゃんが「ほんまにプロは凄いわ。」と感心しきりだ。風俗関係者の常識は、世間の非常識だ。生理の血が流れ出すのを止めるために、資生堂の商品が活躍しているなんて、知っている人の方が少ないやろな。ピンサロに遊びに来て...
第三章 さらに京都

第九十四話「海綿」

 店の慌ただしさを見て、遅番で出勤してきた女の子たちが驚いている。昨日まで、静かだったこの建物に、一気に息が吹き込まれた。夕方が近づくにつれ、来客数は増え続けている。店外に待たせるわけにもいかないので、建物のなかには入ってもらうけど、待合室...
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