オープン

第三章 さらに京都

第九十八話「昇格」

 オープン記念イベントの興奮が未だに残る四日目、朝から夕方までが三十分五千円、夕方以降は二十時までが六千円、それ以降からラストまでが七千円という通常営業に切り替えたが、それでも、平日としては満足な数のお客様に来ていただいている。二十二時を過...
第三章 さらに京都

第九十七話「三回目」

 オープン三日目は、日曜日ということもあって、前々日、前日の比じゃないくらいのお客様が詰めかけてきた。俺を含め男性スタッフはもちろん、女の子たちも気合十分で、接客する。こういう店全体が一丸となって頑張ろうっていう雰囲気になってるのが好き。本...
第三章 さらに京都

第九十六話「お客様」

 ピンクデザイア営業二日目は、土曜日。オープン前から店の前に数人が並び、昼過ぎから十五分待ちくらいの混み状況になり、女の子たちはフル回転。昨晩、山下さんと熱く語っていたアルバイトの長谷川君が朝から来て働いている。早く仕事を覚えたいんだとか。...
第三章 さらに京都

第九十五話「エース」

 海綿の使い方を説明したら、ミヨちゃんが「ほんまにプロは凄いわ。」と感心しきりだ。風俗関係者の常識は、世間の非常識だ。生理の血が流れ出すのを止めるために、資生堂の商品が活躍しているなんて、知っている人の方が少ないやろな。ピンサロに遊びに来て...
第三章 さらに京都

第九十二話「公安」

 山崎先生が、公安のひとを連れて来た。見るからにボスの風格を漂わせた五十過ぎくらいのオッサンと、その部下が二人。先生は、ボスと顔なじみのようで、図面と照らし合わせながら、テーブルの高さや、照明の数と明るさ、通路の幅などを計測している脇に立っ...
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