この男、猥褻につき

夜の連続ブログ小説(ほぼ完全ノンフィクション)

”猥褻”って読めますか?

”猥褻”って読めますか?

 夜の連続ブログ小説『この男、猥褻につき』の連載を始めて、ひとつ気付いたことがあります。日本人の半分くらいが、”猥褻”っていう漢字を読めないんです。そもそも読めないって人もいますし、読み方を間違えている人もいます。最も頻繁にある読み間違いは「ヒワイ」です。

 いやいや、ヒワイっていう漢字は、”卑猥”ですから。

 連載前には、決して百話を超えるような長編モノになるとは思っていませんでしたが、それでも自分が書く物語のタイトルなので、それなりにこだわって付けました。もちろん、『この男、卑猥につき』ってのも選択肢のなかのひとつでした。

 現代風の言葉で言えば、”猥褻”も”卑猥”も、どちらも”エロい”っていう意味ですから、どちらでも良いといえば、どちらでも良いんですが、あえて”猥褻”という言葉を選びました。

 なぜなら、この物語の主人公である田附裕樹さんは、24時間営業のエロのデパートのようなエロい人なのですが、決して”卑猥”なのではなく、”猥褻”な人だからです。卑猥が悪いとか、猥褻が良いとか、そういうことでもなくて、ただただ、この主人公は猥褻なんです。だから、絶対に”猥褻”をヒワイと読まないでください。

 

以上、「まえがき」みたいなもの

キャップ

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