第四章 やはり京都

第四章 やはり京都

第二百話「自分のペースで」

 ミカの部屋に立ち寄って、一週間前から置いたままになっていた道後温泉のお土産を持って、自宅へと戻った。返品が出来なかった福岡のお土産に関しては、ミカが職場や知り合いなどに配って処理してくれるというので任せた。サエコが喜んでくれるだろうと思っ...
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第百九十九話「ヨカナイト」

 俺のお相手のヨシエちゃんは、ジャケットを脱がす前にズボンをおろし、さらにパンツを脱がせて、いきなりプレイを開始した。壁三面が鏡張りのバスタブ付きワンルームでの二時間の戦いは、予定通りの三回戦で終了した。 フォーナイトでの戦いに全力を出し過...
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第百九十八話「フォーナイト」

 雄琴の街をひと通り見て回ってから、事前に予約してあった湯元屋という温泉旅館にチェックインした。まずはフォーナイトを見てみたいから、さっき電話して、午後イチで迎えのクルマに来てもらうように手配した。「田附、そのジーパン、履き替えろよ。」「え...
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第百九十七話「おごと視察」

 平和堂っていう滋賀県のご当地スーパーマーケットを除けば、特に目立った建物が無い道路を、会長を助手席に乗せて、雄琴へと向かう。旧道の方を回れば、琵琶湖が見えたりして風光明媚なのかもしれないけど、信号が多いし、道も狭いから、二倍くらいの時間が...
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第百九十六話「アウトロー」

 職員室に併設されている会議スペースのようなところに座って、ファッション業界ではなく、ファッションヘルスであることを説明して、まずは誤解を正した。それから、高校を卒業して大学に入り、芸能プロダクションに入社して、オヤジが死んで、風俗業界に入...
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第百九十五話「ヒロコちゃん」

 自分が担当するわけでもない店舗の視察となって、完全にヤル気が無くなった。昨晩は乱交パーティだったし、明け方にも勢い余ってミカの部屋で一発やったし、もう今の俺なんて絞りカスのようなものだ。とはいえ、道後温泉と言えば、日本有数の温泉街だから、...
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第百九十四話「噂の」

 いよいよ明日から松山出張だ。高校時代に遊びに行ったことがあるピンサロなどは、もう無くなってしまっているだろうけど、久しぶりに故郷に帰るようで気分が弾む。しかも、今回は、俺が担当することになる店の視察だから、札幌の時とは気合いの入れようが違...
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第百九十三話「ケイコちゃん」

 クリちゃんが雄琴の件で電話をくれた翌日、月例の店長会議があり、会議終わりに会長から「来週末は、道後温泉や。」と告げられた。クリちゃんの情報、全くアテにならへんやん。札幌で業務に追われているから、耳の調子まで悪くなってるんかもしれん。 たし...
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第百九十二話「出張予定」

 店長候補として入店してから一カ月が経った和臣は、女の子たちからの信頼を勝ち取り、二人のマネージャーを従えて、俺の期待以上のスピードで成長している。プリプリが自分の手から離れてしまうような気がして少し寂しくもあるけど、俺自身が好きなように動...
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第百九十一話「エロカナイ」

 和臣がプリプリに来てから、一週間が経った。うちの店に属している女の子たち全員と、個別に面談がしたいと言っているのを聞いて、ちょっと張り切りすぎじゃないかと思ったけど、現場を任せている吉田や前田も協力的なので、俺は特に関わらずに放っておいた...
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